空き巣の傾向から防犯対策が見えてくる!少しの時間出かけるときでもシッカリ施錠!
空き巣の被害は、年末や行楽シーズン、異動の多い春先などに多く発生するといわれています。空き巣の侵入口は、一戸建て住宅や共同住宅などの住宅のタイプによっても違ってくるようで、警察庁で公開されている「空き巣の防犯対策」から空き巣の傾向などをメモしておきます。
■空き巣の傾向
住宅や事務所、商店などに侵入し、物品・金品を盗むことを「侵入窃盗」と呼び、「空き巣」は「侵入窃盗」の手口のひとつです。
「侵入窃盗」の手口には、「空き巣」のほかに、閉店中の店舗に侵入し金品を盗む「出展荒し」、会社等の事務所に侵入し金品を盗む「事務所荒し」、夜間家人等の就寝時に住宅の屋内に侵入し金品を盗む「忍込み」などがあります。
「空き巣」は、「侵入窃盗」の手口のなかで約40%も占めています。別な言い方すれば、それだけ空き巣による被害が多いことを意味しているわけです。
また、侵入強盗を場所別に見てみると、一戸建て住宅、3階建て以下の共同住宅・テラスハウス等などで50%近くも発生しています。
これらのデータから、空き巣が狙うターゲットは一戸建て住宅やアパートなど、階数の少ない侵入しやすい場所だと考えられます。
■空き巣の侵入口
空き巣の侵入口は「窓」からの侵入だけで約70%を占めます。窓にもいろいろありますが、そのほとんどが縁側やベランダ、居間などの窓からの侵入になります。
また、窓以外の侵入口としては、玄関などの出入り口で、侵入口の約30%を占めています。
これらのデータから、空き巣の侵入口は「窓」「出入口」のいずれかで、空き巣は入りやすいところから入ってくることが分かると思います。
■空き巣の侵入手段
空き巣は侵入する住宅によって、侵入手段を変えてきます。
一戸建て住宅の場合、ガラス破りが約60%、無施錠は約30%、施錠開けが約5%となっています。
アパートなどの3階建て以下の共同住宅の場合、ガラス破りが約45%、無施錠は約42%、施錠開けが約10%、4階建て以上の中高層住宅の場合は、ガラス破りが約26%、無施錠は約45%、施錠開けが約26%です。
これらデータで注目すべきは「無施錠」による侵入です。空き巣は鍵が開いているところから簡単に入ってくるのです。
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知らない人間が、勝手に家に入ってきて、物品や金品を盗んでいく。そのショックはかなり大きいと思います。
そんな悲しい目に合わないためにも、チョットそこまで、ほんの少しの時間、出かける場合でも、玄関や窓などの鍵はシッカリと掛けるなど、基本的な対策はシッカリやっておくべきで、必要に応じて防犯グッズの利用も考えた方がよいと思います。
んだんだ
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