みんな京都の紅葉を見に行きたがるわけ

 
紅葉といえば「京都」と答える人は多いですね。

なぜ、みんな京都の紅葉を見に行きたがるのでしょう？
たしかに、京都には古くて有名なお寺や神社などの歴史的な建造物が立ち並んでいます。

 
建造物があるから、京都の紅葉がきれい！なわけではありません。（言い過ぎでしたらごめんなさい）

他にも、京都の紅葉がきれい！な理由があるのです。

そのまえに、なぜ紅葉するのでしょうか？

紅葉が始まるのは最低気温が８℃以下といわれています。

最低気温５℃以下で十分な日照があり、昼夜の気温差が大きいことと適度な湿度や紫外線などで紅葉が進んでいきます。

これらの条件が続くと、美しい紅葉が楽しめるのです。

京都にはこれらの条件が揃っているのです。

盆地であることは昼夜の気温差が大きくなりますし、鴨川や桂川が流れているため適度な湿度がありますし、あとは天気の良い日が適度にあれば、きれい！な紅葉が楽しめるってわけです。

実は、これらの条件がそろっている紅葉スポットがほかにもあるわけで、京都には、もっと大きな理由があります。

それは「寺院の庭園などは繊細な美意識のもとに植えられている」ことです。

常緑樹の松や杉の中に紅葉が映えるようなレイアウトで緑と赤のコントラストをひときわ鮮やかに魅せたり、お寺の庭園には苔を植えて緑の中で深紅に染まったもみじを魅せたりしているからだといわれています。

 
さらには、庭にスプリンクラーを設置して、乾燥しないよう水まきをしたり、冬には機械を使って地中に圧縮空気を送り込み、土を柔らかくすることで雨水が浸透しやすくしたりする寺院もあります。

多くの人が通ると地面が固くなるための対策です。

これら、すべての条件がそろったところで、美しく色づいた紅葉が人々を魅了しているのです。

それだからこそ、紅葉がきれい！な京都に行きたがるのです。

 
んだんだ

 
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