【日本酒メモ】純米吟醸酒を熟成させた古緑川
我が家で定番の日本酒『緑川』のなかでも、お気に入りのひとつ(アバウトでは全部がお気に入りですが)が、『古緑川(こみどりかわ)』です。
『古緑川』は名前のとおり、緑川の純米吟醸酒を長期間ねかせて熟成させた日本酒です。
■長期低温貯蔵
『古緑川』は、緑川シリーズのなかでも少し系統が特別で、純米吟醸酒を長期間低温貯蔵しながらゆっくりと熟成させた日本酒です。いわゆる「古酒」の部類に入るお酒です。
長期間貯蔵し熟成させた酒を「古酒」とか「長期熟成酒」と呼びますが、『古緑川』はかなり長期にわたって熟成させています。先日、私が飲んだ『古緑川』は、「平成9年度産」です。醸造されてからナント17年も経った「長期熟成酒」です!
■風味が豊か
緑川は、もともと端麗辛口な日本酒で、サラリとした飲み口のなかにキリリとした切れ味というか旨みがあるお酒です。
『古緑川』は、それを15年以上もの間、低温で発酵させ、熟成させているので、さぞズッシリとした飲み口になっていると思いきや、飲み口はサラリとしたままで、キリリが柔らかくなりコクが深くなったような味わいです。旨みもさらに深まった味わいになっています。
写真からは伝わりにくいのですが、無色透明ではなく、うっすらと番茶色がかかっています。
■熟成しても本質を堅持
古酒とか長期熟成酒は、長期間ねかせることで、いままでとは全く異なった日本酒に変化させ、それを楽しむものだといわれています。それが決して悪いとか間違っているとかではありませんが、『古緑川』は長期間熟成しても緑川本来の端麗辛口から離れるわけではなく、「柔らかさ」というオブラートで「純米吟醸酒」を包み込んで、凝縮させたお酒です。
*決して、他の古酒や長期熟成酒を否定しているわけではありません。
■緑川は対面販売が基本
緑川の日本酒自体、蔵元の意向で対面販売を基本としており、特に『古緑川』は、緑川の特約店のような酒屋さんでないとなかなか手にはならない日本酒です。
我が家では、新潟県新発田市にある「横山酒店」さんへ、ちょくちょく買い出しに出かけます。
■ 横山酒店 (清酒 緑川 特約店)
新潟県新発田市大手町6-6-3
TEL・FAX :0254-22-4766
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ぼちぼち、「横山酒店」さんへ遊びに行こうと思います。
店主さんと会話を楽しんで、緑川を調達してきます。
お酒を美味しく飲むために、しじみ習慣も続けていますが、やはりお酒の飲みすぎは注意ですね。
んだんだ
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