家庭でも簡単にできる美味しいお燗のつけ方

秋が深まってくると、我が家では燗酒を楽しみます。
てっとり早く日本酒を温める方法として電子レンジがありますが、日本酒は湯煎でゆっくり温めた方がまろやかになるんです。「読売家庭版」11月号で紹介されていた家庭でも簡単にできる美味しいお燗のつけ方をメモしておきます。

■お燗のつけ方の基本

日本酒の温め方のコツは「ゆっくりと」です。鍋などでお湯を沸かした後、火をとめてしばらくしてから徳利をいれます。熱湯状態では日本酒の温度も急激に上がるのでまろやかになりません。あくまでも「ゆっくりと」です。

■電気ポットでお燗

使わなくなった電気ポットを利用すると温度設定もラクにでき、おいしいお燗が出来上がります。電気ポットを保温にし、温度設定を85～90℃にし、徳利を入れて3分くらい。途中でかき混ぜることも忘れずに。

■チロリでお燗

チロリにお酒をそそいで、お燗するときは、温度設定を70℃にして約1分温めれば完成。チロリは銅製または錫（すず）製のものを使うと、日本酒がよりマイルドになり、深みが増す感じがします。

チロリを使う場合でも、ゆっくりと日本酒の温度を上げていくことが大切です。

我が家では、チロリでお燗するときは使い古しのランチジャーを使います。ランチジャーの容器は断熱性と保温性が意外と高いんです。なので、我が家でお燗するときはチロリを使います。お手軽で、まろやかで深みのある燗酒が楽しめるのでおすすめです。

■おちょこ燗

ほんの少しだけ燗酒を楽しみたいときの方法としては「おちょこ燗」がおすすめです。お椀にお湯をはり、そのなかにおちょこを入れてお酒が温まるのを待つだけ。
おちょこ一杯だけ燗酒を楽しみたいときに便利です。

■お燗の温度

お燗といっても温度によっていろいろな種類があります。ぬる燗、あつ燗など、お燗の種類と温度は次のようになります。

■お燗も楽しめる酒

日本酒には、その作り方、精米歩合によって、さまざまな種類があります。たとえば純米酒、吟醸酒、大吟醸酒、生酛造り、山廃仕込みなどなど。

同じ日本酒ですが、燗酒でも楽しめるものもあれば、冷やや常温で呑んだ方が美味しくいただける日本酒もあります。

・燗酒でも楽しめる日本酒
純米酒、生酛造り、山廃仕込みなど、温めても味がくずれにくい芯のある日本酒。

・冷やや常温の方が美味しく呑める日本酒
吟醸酒や大吟醸酒などフルーティーな吟醸香がする日本酒は温めるとせっかくの吟醸香の香りがなくなってしまいます。

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日本酒は温度の違いでいろいろな味わいが楽しめるお酒です。冷や酒や常温、そして燗酒、同じ日本酒でも飲み方によっていろいろな味わいが楽しめるのも日本酒の魅力だと思います。

レンジでチンして日本酒を温めている人は、一度試してみてください。
いままで飲んでいた日本酒がまろやかな風味になり味に深みが出てくるのを感じると思います。

んだんだ

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