グリコのビスコがロングセラーの理由は?
グリコのビスコ、誰しも一度は食べたことがあり、知らない人はいないくらい有名な子供向けのお菓子です。
子供向けのお菓子ですが、大人が食べても、どこか懐かしい味わいが楽しめます。
ところで、このビスコ、ロングセラーで有名なお菓子でもあります。
■ビスコ誕生の秘密
ビスコは江崎グリコの創業者、江崎利一氏の「子供たちへ体にいいものを」との思いが詰まったクリームサンドのビスケット菓子です。
そんな思いのこもったビスコの発売は1933年(昭和8年)です。
「一粒300メートル」で有名なキャラメル「グリコ」に次ぐ、栄養価の高い菓子の開発を目指して、そこで目をつけたのが、当時話題になっていたのが「酵母」です。
酵母には当時「胃腸の機能を改善する効果と消化吸収を助ける効果」があるとされていたそうです。
江崎氏は酵母を栄養素としてクリームに練り込み、それをビスケットで挟むという発想からビスコを誕生させました。
発売当時は、一箱12枚入りで10銭、最初の発売から「ビスコ坊や」がパッケージに登場していました。
ちなみに、現在のビスコは一箱15枚入りで、ビスコ坊やは5代目だそうです。
■名前の由来は?
「グリコ」の名前は、キャラメルに栄養素グリコーゲンを入れたことからグリコと名付けられたことは有名です。
ビスコの名前の由来は?
酵母(コーボ)入りのクリームビスケット「コービス」を下から読んで「ビスコ」としたそうです。
逆さから読むという一ひねりを加えていたのです。
■栄養価は?
ビスコの栄養価の高さには、あらためて驚かされます。
ビスコには、おもに次の栄養成分からできています。
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
・ナトリウム
・カルシウム
・ビタミンD
・ビタミンB1
・ビタミンB2
それ以外にも、おなかにやさしい乳酸菌が1億個(5枚当たり)入っています
「子供には栄養価の高いお菓子を食べさせたい」という親の思いと、江崎氏の目指した「栄養価の高いお菓子」が80年たった今でも受け継がれていることがロングセラーの秘密なんだと思います。
また、グリコでは「みんなの名前でオリジナルビスコをつくろう!」サービスをしています。
■保存缶もヒット
ビスコは、2011年の東日本大震災をきっかけに、非常食として「保存缶」もヒットしています。
防災意識の高まりと、非常時だからこそなじみのある食べ物で気分を和らげたいとの思いから需要が高まったからだそうです。
ちなみに、通常のビスコの賞味期限は1年、保存缶は5年です。
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ビスコには、江崎グリコの創業者、江崎利一氏の「子供たちへ体にいいものを」との思いが詰まっています。
たまには食べてみて子供のころの思い出に浸るのも良いかもしれませんね。
んだんだ
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