パソコンはスマートフォンやタブレットから市場を取り返せるか？

 
スマートフォンやタブレット端末が急速に普及しています。
その影響でパソコンの販売が伸び悩んでいます。
 

 
特に、個人向けのパソコン出荷台数が落ち込みが大きく、ＭＭ総研によると、ことし4月から9月までの出荷台数は、前年の同じ時期と比べ30%も激減したそうです。
あくまでも個人向けですが、30%の落ち込みは過去最高だそうです。
 

■ パソコンの出荷台数

ことし4月から9月までの国内の出荷台数は、691.2万台で前年同期比7.5%減だそうです。
個人向けパソコンの出荷が大きく影響していることが分かりますね。
 
ちなみに、法人向けの｢ビジネス系ルート｣は、前年同期比14.1％増の435.5万台だそうです。
これは、WindowsXP（ウィンドウズＸＰ）のサポート終了による企業内でのパソコン入れ替え需要ですね。
 
企業内でのパソコンの入れ替えが一巡すると、パソコン全体の出荷台数はどうなるのでしょう？
 

■ Windows8（ウィンドウズ８）

一昨年前半あたりから、スマートフォンやタブレットの普及がはじまり、今では普及が加速しています。
 
Windows8は、昨年10月に発売されましたが、タブレットのように画面タッチを意識した画面デザインに大幅に変更したのですが、いま一つ、ユーザーには受け入れられなかったようです。
 
最近、画面デザインに改良を加えたバージョンを出荷していますが、少し善戦しているかな？といったところですかね。
 

■ パソコンはどうなる

Windows8を搭載し、タブレットとパソコンを一体化し「タブレットにもPCにもなる2in1」は売れ行きがいま一つです。
 
以前の記事『パソコンとタブレット買うならどっち？』でも紹介しましたが、パソコンは、資料を作ったりデータを編集・加工したりメールを書いたりなど何かを作り出すために使われます。
 
一方、タブレットは、電子書籍を読んだり映画を見たりゲームアプリを楽しんだりインターネットを楽しんだりなどデジタルコンテンツ（情報の内容）を手軽に楽しむために使われます。
 
タブレットが受ける理由の一つに「手軽さ」がありますが、何かを作り出すためにはパソコンのほうが効率的なのです。
 
やはり、短期的にはタブレットやスマートフォンとすみ分け、使い分けが必要なのです。
スマホやタブレットだけで事が足りる人はパソコンは不要になりますが・・・。

 
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いまのところ、パソコンは、スマートフォンやタブレットの普及に圧倒されています。
今の状況では、今後も盛り返すことは難しい気がします。
しかしながら、あえてパソコンに期待するならば「何かを作り出すため」＋「α（アルファ）」の付加価値に期待したいですね。
これまでのデジタル時代をけん引してきた機器の代表格なのですから、もう一花咲かせてほしいものです。

 
んだんだ