地震保険の保険料改定に上手に対処する方法
2014年7月から地震保険の保険料が改定されます。
今回の改定では、ほとんどの地域で引上げられ、改定率は最大30%、全国平均 18.8% もの引き上げとなります。
引き上げ率または引き下げ率の算定は、都道府県や建物の構造ごとに異なります。
*平均については、鉄骨造、鉄筋コンクリート造などの「耐火」、木骨造、木造などの「非耐火」の平均になります。
今回の記事では地震保険の保険料改定に上手に対処する方法を紹介したいと思います。

■都道府県ごとの改定内容は?
地震保険は、地域ごとの地震発生リスクと建物構造から算定されます。
地震発生リスクは、政府機関が作成する「確率論的地震動予測地図」の震源モデルの見直し等に基づいて算定されます。
今回の改定で引き下げられる地域は・・・
耐火構造の場合、山梨県のみ。
据え置きが滋賀県、岡山県、広島県です。
非耐火構造の場合、山梨県、長野県、滋賀県、岡山県、広島県です。
それ以外の都道府県は引き上げとなります。
詳細は、地震保険管轄省庁である財務省のホームページで「地震保険制度の概要」を参照してください。
■来年以降も引上げ?
今回の引き上げには、南海トラフ巨大地震を想定した被害推計が充分に反映されていません。
「確率論的地震動予測地図」の見直しに、南海トラフ巨大地震の予測を織り込んでいないからです。
今後、南海トラフ巨大地震の予測も織り込まれるため、来年以降も保険料の見直しがあるとみるべきでしょう。

■地震保険に加入するためには
地震保険は、火災保険に付帯する方式での契約のため、火災保険への加入が前提です。
すでに火災保険を契約されている場合は、契約期間の中途からでも地震保険に加入できます。
また、火災保険が長期契約の場合でも、地震保険の契約期間は最長5年までで、契約満了に伴い更改となります。
■地震保険の保険料を節約する方法
地震保険の契約期間は、1年から最長5年まで、1年単位の期間を選択することができます。
地震保険の保険料改定に上手に対処するためには・・・
「現在の保険料で最長5年の契約で、向こう5年間の地震保険料を確定する」
ことです。
地震保険は火災保険とセットでの加入ですから、改定前にいったん火災保険・地震保険を解約し、あらためて火災保険・地震保険に再加入するようにします。
その際、地震保険の契約期間を最長の5年で契約すると向こう5年間は現在の保険料が適用されるわけです。
解約後の再加入のときに保険会社を変更することもできます。
これらの手続きは改定前の6月30日までに済ませておくことが重要です!
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地震保険の保険料改定の話題は、損害保険会社から「お知らせ」として来ることは無いと思います。
一旦解約した後、別な損害保険会社へ乗り換えられるリスクがあるからです。
そういったことで地震保険の保険料改定に上手に対処するためには、早めに自発的に行動することをおすすめします。
んだんだ
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